重量・床衝撃音用の『緩衝マット』の開発 その2…『緩衝マット11・ケナフ』

この開発は、前回に上げた、本来必要な『重量・床衝撃音』と、名目で社会的に標準になってしまった、『軽量・衝撃音』の矛盾を相克するため、考え、開発した『緩衝マット』です。

そもそも、以前にいた会社で、1年で2m以上に成長する植物「ケナフ」の繊維で、エコロジーなものとして作ったフェルトと遮音ゴムを貼り合わせた防音マットを、「音」としての意味を持たせるため、作り直したマットです。

先ず、「ケナフ・フェルト」は二次加工をして、反発力を強化し、遮音ゴムは、肝心の振動を吸収する『制振』能力があるゴム『遮音制振ゴム』に取り換えました。
2009年のことです。

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その結果、公的な試験所の試験では、上にフローリング厚9㎜を敷いた場合、LL-42 (軽量)、LH-49 (重量)という結果でした。
軽量のLL-42は、ランクに直すとLL-40レベルということになります。
裏にスポンジを貼った、直貼りフローリングではLL-40という商品はありますが、間に敷く方法のマットでは、画期的なことだった、ようです。
LL-40フローリング+新マット-2

この商品は、某健康商品会社から販売されていて、今でもよく売れているようです。


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