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『吸音』を究めた、『消音』の行方 その2

「『吸音』を究めた『消音』」の続きです。

前回の『ワンワン・ボックス』、たまたまボックスの中に、頭を突っ込んだところ、扉を開けたままなのに、ほとんど周囲の音が消え、とても静かであることが、分かりました。
いわば『無音』に近い状態でした。

これで自信が付いていたところで、ある大手パーティション・メーカーから、ご紹介があり、去年『サイレント・ボックス』なるものを、造ることになりました。
150918 4s-1280
上の写真が、その『サイレント・ボックス』です。

その『消音性能』は下のグラフのようです。
141120 2M BOX 第1世代 測定 消音性能s-1280
ドアがありません。
これが最新の、Ver.4 になります。
ドアがないのに、この性能。
『遮音性能』と呼ぶより、『消音性能』だろうと思い、そう呼んでいます。

実際には、周囲がいくらうるさくても、中は静か。
それよりも、無音に近い状態になるので、音が消えていて、不思議な感覚になります。
中で、携帯電話をしていても、スッキリ、ハッキリ会話ができました。

恐らく、これだけの消音性能を持っているボックスは、他にないでしょう。
今、弱点になっている、200Hzの消音を、もっと性能を上げようと、壁パネルの中身の変更を企んでいるところです。
200Hzを良く『吸音』する材料・仕様は、見付けております。
今後も、ドンドン進化させて行くつもりです。
乞うご期待!

音・環境事業のパートナー:『コマツアートデザイン(株)』(消音商品の製作、特殊「音」工事の施工)

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