前回の『サイレント・ボックス』は、フレームは木製でしたが、経年変化でひび割れ、ねじれが発生、
とても「商品」とは呼べないものであることが、分かってきました。
これまで、段ボール、アルミパイプなどで、試作を重ねてきましたが、いずれも「商品」と呼べるレベルには、たどり着けませんでした。
それならば、原点に返って、既製のパーティションを使わせてもらって、ということになりました。
今回の試作は、「聴かれてはいけない、相談ルーム」というコンセプトで、中に簡単なテーブルとイスが4脚くらい置けるスペースを持った、『消音パーティション』という名称で、生興(株)さまのローパーティション、LPXを使わせていただき、完成させることができました。
上記の写真は、東京での展示会に出品した『消音パーティション・ルーム』です。
性能は、下記のように、スキ間が多くあるはずの正面ドア側でさえ、100-59=41dB、低減という
信じられないような数値になりました。
四面とも、D-40レベル、というスバらしい性能になりました。
体感された人、すべての人が、「何だこれ、全然聴えない!」と、驚いていました。
ともかく、これは『商品』として、売って行けるレベルのものに、なったのかな、と感じています。
さあ、これから。
これを基に、『音楽室』の応用など、いろいろ前が見えてきました。
音・環境事業のパートナー:『生興(株)』(パーティション部材の供給、消音商品の販売)
音・環境事業のパートナー:『コマツアートデザイン(株)』(消音商品の製作、特殊「音」工事の施工)