昨年、2019年、「消音パーテイション」、完成しました。
『吸音』による、「消音パーテイション」に、既存のローパーティション・ドアを簡易に防音していただき、トータルで、40dB 消音することが、できました。
恐らく『吸音』による「消音パーテイション」は、これが限界、と思われます。究極の「消音パーテイション」が完成いたしました。
さて今年は、『消音』ではなく、「防音パーティション」造りに入ります。手始めに、「音楽ボックス」を形にしてみよう、と考えています。
乞う、ご期待。
昨年、2019年、「消音パーテイション」、完成しました。
『吸音』による、「消音パーテイション」に、既存のローパーティション・ドアを簡易に防音していただき、トータルで、40dB 消音することが、できました。
恐らく『吸音』による「消音パーテイション」は、これが限界、と思われます。究極の「消音パーテイション」が完成いたしました。
さて今年は、『消音』ではなく、「防音パーティション」造りに入ります。手始めに、「音楽ボックス」を形にしてみよう、と考えています。
乞う、ご期待。
最近、騒音調査について、お問い合わせが増えております。
『騒音調査』と言っても、その種類・内容によって、調査方法、準備などが違います。
それで、一応整理して、お知らせしておいた方が良いと思い、まとめてみます。
◆騒音調査の方法
ボクの調査の方法は、
①『問題の音』の特定
先ずは、『問題の音』が存在するのか?
存在するのなら、その『問題の音』の周波数、音量を明確にします。
②『問題の音』の発生源の探索
どこから伝わっているのか?
『空気伝搬』、『固体伝搬』どちらなのか?
③『問題の音』の対策を考える
相手が明確な場合、どう交渉したらよいか?
どうしようもない場合であれば、どう防音するか?
と、進めて行きます。
◇マンション騒音の場合
建物に由来する、ポンプの音・ダクトの音・エレベーターの音など、騒音源がすぐに探索できるものであれば、上記の方法で、対策、進め方を出せます。
しかしマンション騒音の場合、主に上下階の騒音で、発生源、発生する時間は、不特定です。
この場合、先ずお願いしているのは、
①騒音が伝搬してくる方向・場所を明確にする。
②その音が発生する、日時を記録していただく。
ということです。
騒音調査で一番困るのは、「深夜から早朝」と言われる場合です。
自動車で移動できるところであれば、何とか対応できますが、電車などの交通機関がありません。
それにもう一つ、もし早朝に終了した場合、結局その日は、他に仕事ができません。準備も含めて、丸2日が、必要になります。
それでボクは、『夜は9時まで、朝は6時から』というのを基本としています。
◇低周波騒音の場合
『低周波騒音』の場合、上記『騒音調査の方法』の①『問題の音』の特定が異なります。
それは、個人差があって、『聴える人』と『聴えない人』、『気になる人』と『気にならない人』の違いがあって、そこから始めます。
それが違えば、第三者に対する対応策、防音をする対策は、変わってきます。
それはもう、Case-by-caseでしか、進められません。
絶対という方法はありません。
ここにいつも、苦慮しています。
◇費用について
私は以上の仕事を、基本的に1回あたり30,000円で、やっております。交通費、消費税は別になります。交通費は、片道1,000円以内の所であれば、 『込み』にしております。
ただ一口に騒音調査と言っても、実際は様々です。測定に掛かる時間・密度、報告書の内容・量などによって、その都度お見積もりをしております。
特殊な調査の場合は、別途お見積しております。
実は、この投稿の仕方が分からず、初めての投稿になります。
これからは時々、忘れられないよう、せっせと投稿します。
よろしくお願い申し上げます。
防音業者の中には、「マンションの騒音は、上階からしかあり得ない」とか、「下階から壁を伝わって騒音が上階まで届くことはない」などと、明言する者がいます。
それは間違いです。
ブログにも上げましたが、以前あるマンションで、実験をしたことがあります。
隣接する階・室で、『カカト歩き音』を出してもらい、ある1室でその音を測定する、と言う実験です。
その結果、音が大きかった順は、下記のようになりました。
(1) 直上階の室
(2) 直上階の、もう一つ上の階の室
(3) 直上階の、もう一つ上の階の隣室
(4) 同じ階の隣室
(5) 直上階の、2戸隣の室
(6) 直下階の隣室
一番大きな音だったのは、直上階の室だったのは、確かですが、次に大きい音だったのは、もう一つ上の階の室でした。
その理由は、伝搬経路の影響が、大きいと考えます。
マンションの『カカト歩き音』は、床からコンクリートに伝わり、『固体伝搬』して行きます。
コンクリートの固体伝搬速度は、空気の約15倍、と言われています。
空気の15倍も、コンクリートはよく音を伝えていきます。
『空気伝搬』では、届かないと思われるところにも、音は伝わっています。
その大きさは、
(1) 距離による減衰
(2) 『固体振動』から、『空気振動』に変わりやすいかどうか?
という要素によって、決まってきています。
(2)については、
◇GL壁
◇天井裏の空気層
◇二重床の空気層
などにより、共振共鳴を起こしやすい周波数の音が、増幅して、大きな音になっていきます。
その3カ所の防音対策が、必要になってくることになります。
要するに、『固体伝搬』対策が必要になってきます。
もうひとつ、『カカト歩き音』は、『重量衝撃音』であるのに、マンションの管理規約などは、『軽量衝撃音』対策の『LL-40』の規定になっています。
ここに、なかなか解決が進まない、大きな問題があります。
『天井防音』は、東日本地震以来、天井スラブ(コンクリート)にアンカー・ボルトを打てなくなり、重い防音材が使えなくなりました。そのために、『天井防音』をするためには、柱を立て、梁を通し、それに天井を設けるというような方法しか、採用できなくなりました。
つまり、かなりコストが掛かってしまう、ということになりました。
コストと手間から言えば、もっと簡単に防音ができる方法は、『上階に緩衝材を敷く』という方法になります。最も安く、簡単に、効果の高い方法です。
壁・床については、その周波数・音量・伝搬経路により、対策プランが立てられます。
それによっては、簡易的なDIY防音でも対処可能な場合があります。
ご相談いただければ、先ずは騒音調査、その結果を基に、防音対策プランを作成いたします。
マンションの騒音対策は、先ず騒音調査から始めます。
騒音源の特定とその『問題の音』の周波数特性、音量、伝搬経路を明らかにし、それを基にして、防音プランを作成いたします。
一般の騒音調査は、騒音を測定し、報告書を作るだけです。その対策、防音プランについては、専門ではありませんので、まったくそれらは、提示されません。
私は騒音調査と防音設計、もしくは対策案を、ご提示しております。
また、マンションの生活騒音や設備騒音は、低周波を主成分とする音が多く、防音工事を実施する場合は特殊な内容になります。騒音調査に基づいて、最適な防音材を組み合わせ、騒音を低減することが基本です。
上階からの衝撃音、設備振動騒音の大幅軽減などいろいろな現場の問題を解決してきました。
どうぞ、お気軽にご相談ください。
東京23区内のあるマンション1階で、隣にあるエレベーターの振動音が非常にうるさく、眠れないので、何とかならないか、という施主からの依頼でした。
そこで、既存躯体と絶縁した二重壁を造り、周波数500Hzで30dB騒音を低減できました。設計・工事を含めて、エレベーターに隣接した室の壁のみ、約50万円の費用で収めました。
これ以外にも、給水ポンプの振動騒音など、壁から目立つ事例があり、音源対策がうまくできない場合でも、室内側で成功した事例が結構あります。
まず、ご一報いただければ、東京および周辺でしたら、すぐに調査に伺うことができます。